2007年10月26日金曜日

モスクワメトロ

モスクワメトロはトロントやNYと同じ距離定額で、どこに行くにもまず切符売り場(カッサ)で17ルーブル(68円!,2007年現在)を払います。小銭がなくてあまり大きな紙幣を出すと「お釣りないよ」とあっさり断られて少し頭に来る事も。ここは欧米人と日本人の文化の違いなのでしょう。最近ロンドンの地下鉄では初乗りが920円に値上がりしたとかいう話も聞きますが、それに比べるとモスクワの交通費はべらぼうに安いです。

さて、改札は入るときに下から切符を入れて上から出てくるのを待ち、それから通ります。これはガイドで前もって読んで知っていたのですが、知らないと結構困りそうです。エスカレータを降りたところで駅員が監視カメラを見ている(ふりをしている)ことが多いです。出るときは改札がなく、プラットフォームからエスカレータで直接町に出られます。入り口と出口が完全に分かれているため、上りのエスカレータに一度乗ってしまうと、改札を通らないとプラットフォームには戻れません。

一応車内では駅名のアナウンスがありますが、聞き逃すと辛いです。耳の遠い人や慣れない人には不親切なシステムです。日本のJRなどはローカル線でさえ車内に電光案内がついていたりして助かるのですが・・・

車内でiPodなどを聞いている人はそれほど多くないです。これはトロントやNYと対照的で印象的でした。

僕らが会ったロシア人の中でも、駅員は総じて愛想が悪いです。最近政府がもっと観光客を入れるために、全国民に笑顔の訓練をしようとしているという冗談みたいな話もあるようです。

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